ラブアンドピースはダサい

あんまり横文字ばかり使う人を好んではいないんだけど、人間は言語で世界を認識し私とその他を定義し関係づけながら生きているわけだから、当然使う言語が変われば世界も私も思考もすべてが一変するわけで、横文字には横文字にしか形成できない世界体があることを思うと、仕方のないことのようにも思える。わかりやすい例を使うならポエムと詩、相互変換できる言葉だけどニュアンスがまったく違う。英語だとあなたのこと世界で一番愛してるわって簡単に言えちゃう。

例の怪我をした膝が治ろうとしてか傷口からどんどん膿を出すのを見て、それでは私の人間性としての膿を出す場所はここなのかなってふと思った。だとしたら私は何かを治そうとしているはずなんだけど、私の傷口は膿んだままずっと治らない。治ろうして傷口が固まってまた膿んでを繰り返している。つまり根本はあんまり治す気がないのかも。本当はどうでもいいって思ってるのかも。

ラブアンドピース、愛と平和
このふたつの言葉が生み出す世界はいったいどう違うと言うんだろう。私は本当はそんなことはどうでもよくて、ただ、ラブアンドピースはいいと思うけどそのネーミングはちょっとダサくない?というスタンスで生きていたい。